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探偵コラム

信用調査会社の評点は何が基準?その目安について解説

企業信用調査は新規取引をする際に行っているところも多いでしょう。ところでこの信用調査で評点が報告されます。この評点、きちんと理解できていますか?評点は一種の格付けなのですが、信用調査会社によってその基準は異なります。ここでは評点の基準や信頼できる会社の目安についてみていきます。

主要な会社の評点について

信用調査会社の中でもメジャーな存在とされるのが、帝国データバンクです。全国区の有名な信用調査会社です。銀行が融資を行うにあたっての審査で活用しているといわれていて、企業の信用力を測るバロメーターとして重視されています。帝国データバンクの場合、業績や業歴だけでなく経営者のキャリアや人物像、企業活力と幅広くチェックしています。そして100点満点で何点かを出しています。

帝国データバンクの場合、同じ得点でも信用力が一緒かというと決してそうではありません。どの項目がより多くポイント獲得できているかで評価も変わってきます。例えば業績のポイントが高ければ、長期にわたって経営を続けられていると推測できます。安定した経営を行っていますし、業種や地域で高い信頼を得ていると考えられます。一方経営者のポイントが高得点であれば、経営判断力が高いと推測されます。業歴はそれほどでなくても、今後成長する可能性が期待できるわけです。このように同じ得点でもその内容次第で会社の性格も変わってきます。点数だけでなく、その内訳についてもしっかりチェックしたほうがいいです。

定量に強い東京商工リサーチ

東京商工リサーチも業界ナンバーツーのシェアを有しているので、こちらの評点も信用調査をするにあたって無視できません。東京商工リサーチは、定量データのジャンルで定評があるといわれています。業績や業歴を重視しているのであれば、チェックしておきたいデータです。報告書やネットの企業情報サービスやデータファイルなどでも簡単に閲覧できます。特に報告書は図表を駆使して作成されているので、ビジュアル的に見やすく情報がスッと入ってくると評判です。

東京商工リサーチは業歴の長い企業の信用調査をするときにおすすめです。というのもレポートには7世代前の評点をすべて掲載しているからです。つまりこれまでの評点の推移などもカバーできます。今年の評点は高くても下落傾向にあれば、取引をするのは要注意という風に評価できるわけです。また安定性に欠けたとしても、経営者能力や成長性で高い評価を受けているのであれば、今後成長する可能性があります。そのポテンシャルにかけて取引を始めるという経営判断も可能です。

評点の目安はどう判断すればいい?

では評点を見て、安全性の高い企業かどうかをどう判断すればいいかという話になるでしょう。業界ナンバーワンシェアの帝国データバンクの場合、A~E評価に分類されます。86点以上がA、66点以上がB、51点以上がC、36点以上がD、それ以下がEとなります。理想は100点に近い企業かもしれませんが、これはごくごく少数派です。実は61点をマークしている企業は全体の1%ちょっとです。61点以上で取引先を見つけるとなると、ほとんど候補がいなくなってしまうわけです。

ボリュームゾーンは41~60点です。この中に全体の7割以上の企業が入っています。ではどこを目安にすればいいかですが、51点以上を一つのラインにしてみましょう。実はこのラインで会社の評価が大きく変わってきます。51点以上をマークしている企業ですが、日本国内で16%程度しかありません。つまり51点以上であれば、日本国内でトップ16%に位置していることになります。このように言われると、信用度が高いと感じるでしょう。皆さんの会社も51点以上を目指すといいでしょう。そうすれば業界内の評価もぐっと高まり、取引を希望するところも続出するでしょう。

では40点台の企業はだめかというと、決してそうではありません。実は将来有望なベンチャー企業は40点台を記録しているところが多いです。まだ業歴が浅いので、ここのポイントが稼げずに50点未満になってしまうのです。しかしそれ以外の項目が高く評価されているのであれば、信用度は高いと判断できます。

ただし40点に満たない企業については要注意です。40点以下の企業は債務超過に陥っている、税金を滞納している可能性が疑われます。ひどいところになると銀行の融資の返済ができなくなっているなど、財務上破たんしかかっているケースもあります。ちなみに40点以下ですが、全体の27%あります。このような企業と取引をすると、相手が倒産するなどして売掛金や債権の回収ができなくなる恐れがあります。取引をするのは細心の注意を払ったほうがいいでしょう。

東京商工リサーチの場合は?

東京商工リサーチも点数によって5つに分類できます。しかしその基準が異なりますので注意しましょう。80点以上は警戒不要、65点以上は無難、50点以上は多少注意、30点以上は一応警戒、それ未満は警戒です。この中で信用力がそれなりにある目安ですが、50点以上と考えておきましょう。50点以上・多少注意という評価を見ると、「本当に大丈夫?」と思うかもしれません。しかし65点以上は優良企業と一般的には評価されます。そして50~64点であれば、普通の企業と見てもらえばいいでしょう。ちなみに中小零細企業だけを見てみると、一応警戒から多少注意に分類されているところが多いです。50点を信用調査するにあたっての一つのボーダーラインととらえておくといいです。

まとめ

新規取引をする際に、先方の会社がどんな感じなのか信用調査をするのは現代では当たり前のことになりつつあります。その中で信用調査会社の公表しているスコアは一つの判断基準となります。評点は会社の総合的な評価になりますので、参考になるでしょう。しかし評点はあくまでも会社に関する評価の一つの側面と考えてください。より多角的に会社を分析することで、その本質がよりくっきりと見えてきます。反社チェックなどほかの情報収集も駆使して、最終的に取引を継続しても問題ないか検討しましょう。

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